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管理番号 200513
質問 Question 高尾の馬のお話が読みたい
回答 Answer 『高尾の馬』は旧櫛形町の伝説で、高尾の穂見神社に伝わる。
<内容>高尾の穂見神社は、西郡の田畑を守って下さる作神さまだったので、信心でお参りする人が多かった。神さまには神馬といって、いい馬を作のとれたお礼に納める風習があった。豊年が続いたある年、平地の村々では神馬を高尾さんへ納めようとしたが、高尾の村では「山中で田畑も少ないから、お宮へ神馬をいただいても飼葉がなくて困る…」と断ったため、たまたま通りかかった彫刻師の左甚五郎に木彫りの白い馬を造ってもらって穂見神社へ納めることにした。馬は立派に仕上がってお宮の厩舎に納め、生々とした馬をみて皆喜んだ。ところが、厩舎からとびだした馬は田畑を駆けあるいて作物を荒らした。お宮では大変困って、左甚五郎に何とかしてくれと頼んだ。左甚五郎は木彫の端綱を造り馬の口に取り付け、それで馬が田畑を荒らすような事はなくなった。西郡の作もよく稔り、産物もゆたかになって高尾さんの名は、東郡から郡内にまで聞こえた。
回答プロセス 郷土資料の棚で、民話や昔話の資料を調べた。
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