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管理番号 200294
質問 Question 般若心経の「色即是空 空即是色」の意味することは何か?
回答 Answer 「色即是空 空即是色」の意味は、「観音菩薩が、人間の構成要素である五種のもの、色・受・想・行・識は、すべて実体がないことを見抜き真理真実を悟られた。」「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色は、形があるというのは、実体がないというのと同じ。実体がないというのは、形があるというのと同じ。つまり形があるからこそ実体がない、実体がないからこそ形がある、ということになる。」『写経のすべて』より。
また『般若心経・金剛般若経』には、「求道者にして聖なる観音は、存在するものには五つの構成要素があると見きわめた。これらの構成要素が、その本性からいうと、実体のないものであると見抜いた。この世においては、物質的現象には実体がないのであり、実体がないからこそ、物質的現象である。実体がないといっても、それは物質的現象を離れてはいない。また、物質的現象は、実体がないことを離れて物質的現象であるのではない。およそ物質的現象というものは、すべて、実体がないことである。」と記述がある。諸説あるので参考情報にあげた資料を同時に提示した。
回答プロセス 『日本の神仏の辞典』で概略をつかむ。
詳しい解釈本として『写経の全て』古野多対也著 木耳社、『般若心経・金剛般若経』中村元訳註 岩波書店を参考に回答した。
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