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管理番号 200243
質問 Question 『吾唯知足』の蹲踞(つくばい)について知りたい。妙心寺か龍安寺にあったと思う。
回答 Answer 『吾唯知足』の蹲踞があるのは、京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の龍安寺。蹲踞は銭の形で、「五隹疋矢」の文字が認められる。中央の穴を「口」の字とみて偏や旁の「口」とすると、上から時計回りに「吾唯足知」となり禅の格言を謎解きに図案化されたものと言われている。『茶席の禅語大辞典』によると「吾唯知足」(吾れ唯だ足るを知るのみ)は私はただたることを知るだけである。知足とは自己の本分に安んじて貪りを捨てること。満足することを知る人は、少しも不平不満の心を起こさないため、心に落ち着きがあり不安がないの意味がある。この場合では、龍安寺石庭の大小15の石について一度に全ての石を見られなくても不満を持たず、常に満ち足りた気持ちを持つようにしなさい、という禅の教えを表している。(参考文献より)
回答プロセス 京都龍安寺を探し、石庭の反対側にある、知足のつくばいの解説が記載されている本を探す。『河合敦先生と行く歴史がよくわかる京都の本』にわかりやすく解説が載っていた。
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